焼き鳥の地域差
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同じ「焼き鳥」という呼称であっても、地域によっては味付けや付け合せ、使用する肉の部位、種類などが異なる。
室蘭市・函館市及び渡島支庁・檜山支庁(北海道)
北海道室蘭市、函館市及び渡島支庁・檜山支庁では焼き鳥というと焼きトンを指すことが多い。室蘭市の焼き鳥の場合、タマネギがねぎまのネギとして使われ、それにマスタードをつけて食べる。函館市で展開するコンビニエンスストア「ハセガワストア」では名物として工場生産ではなく店内調理の「やきとり弁当」を24時間発売している。
美唄(北海道)
北海道美唄市では鶏肉が使われているが多くの店での味付けは塩のみであり、肉の部位も精肉と、鳥皮・軟骨、ギョク等を他地域のように細分化せずに1本の串に刺したモツと呼ばれるものの2種類が出される。
今治(愛媛)
愛媛県今治市は人口当たりの焼き鳥店の数が全国2位であるという調査がある(市町村合併前の旧今治市のデータ)。別の調査では全国3位となっている(2000年に室蘭市がNTTの電話帳で調べたところ、1位東松山市、2位室蘭市、3位今治市)。2006年現在、今治市内には旧・今治市街地を中心に焼き鳥店が約80店あり、うち14店で今治ヤキトリ料飲組合をつくっている。
今治では「ヤキトリ」とカタカナで表記することも多い。
今治の焼き鳥の特徴は、何と言っても鉄板焼と呼ばれる調理方法にある。直火ではなく、鉄板の上に材料を載せて、さらにコテ状のもので押さえつけて焼くのである。この起源については、諸説あるが、今治市には造船所が多く、鉄板は余っているからそれを用いたという説、あるいは早く焼けるからせっかちの人にぴったりだったという説などがある。
通の間では、「皮」にはじまり「せんざんき」(唐揚げのこと)に終わるといわれているとおり、一定のコースがある。もちろん、手羽など他のものも出すほか、今治名物の一つのレンコンなどもいっしょに出る。カリカリとした皮は特に通に好まれる。店により、調理方法やタレが微妙に異なり、通の間では、通う店を決めている。
今治市は「伊予の大阪」と呼ばれるほど商売気のある地域であるが、焼き鳥をまちおこしに活用し、市内の焼き鳥店を網羅した「ヤキトリマップ」なるものも作り、市役所やJR今治駅構内の観光案内所等で無料配布している。1999年「焼き鳥日本一宣言」を行い、同年ヤキトリ料飲組合も発足した。
東松山(埼玉)
東松山市のやきとりは、豚肉である。特に頭肉(かしらにく)を利用したものが主流で、軽く塩焼きしたものを10種類以上の香辛料をブレンドしたピリ辛味噌だれで食べるのが一般的。豚肉も鶏肉も利用することから、平仮名で「やきとり」と呼んでいる。東松山駅を降りるとやきとり屋が多く点在しているが、売り切れ次第閉店の店もある。日本初のやきとり組合(正式名称:東松山焼鳥店組合)のある街でもある。組合に加盟している店ではやきとり1本100円で食べられる。最近はテイクアウト専門の店「やきとりひびき」もできている。また商工会青年部制作による「東松山市やきとり音頭」があり、商工会にてCDも販売している。
東松山市におけるやきとりの起源は1950年代にさかのぼる。当時、東松山市には食肉センターがあり、新鮮な豚肉を簡単に手に入れることが出来た。また駅周辺には、ホルモン焼きの屋台があり、その殆どはは在日韓国・朝鮮人によって出店されていた。彼らは料理には普段利用されていなかったかしら肉に目をつけ、ネギと一緒に串に刺し、コチジャンの唐辛子味噌をつけて売ったところ、地元の会社や工場帰りの人たちの評判となった。次第に屋台から店舗となり、初めは数軒だったやきとり屋も現在では50軒を越える店が市内に点在するようになった。
九州地方
豚のバラ肉を串焼きにしたものも「焼き鳥」と呼ばれる。また、多くの場合、焼き鳥と一緒にキャベツに酢醤油をかけたものが出される。 福岡市を中心とした地区で変わったネタとしては豚足を焼いたものがある。鶏肉に限らず牛、豚、野菜、キノコなど様々なものが供される。
美味しい焼き鳥 鶏よし
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